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ズドドーーーーーーーーンと目の前に構え立つ大きな建物を見上げて、雪菜は溜息を吐いた。此処は都内一の総合病院である。 病院が大嫌いな雪菜としては、極力来たくはない所ではあったが、何分今日はその恐怖を上回る程の理由があった故。。。。
「浅葱先輩!!!恭子が今行きますぅ〜〜!!!怪我をしている今こそ私のモノに。。。フフフフ。。。。」
「あんたねぇー!病院までヘリで来る事ないでしょ!!目だってしょうがないわよ!!しかもなんでこんな雌猫まで一緒に連れて歩かなきゃなんないのよ!!煩くて仕方ないわ!!」
「今日渋滞なんだからリムジンじゃ時間かかるって。お前ら似たもの同士だと思うけど。。。大体まどかはなんで着いてきたわけ?」
「当然、雪菜の護衛よ!!怪我をしている今こそ留めを刺すチャンスだわ!!!」
。。。と、上の会話からは解にくいが、その理由とはずばり全治2週間の怪我(原因不明)を負った乖吏の見舞いである。 もっとも、普通に見舞いをしようと言う気があるのは、雪菜だけに思われるが。
「雌猫ってあたしの事ぉ〜〜!??冗談じゃないですよ!!先輩に比べりゃマシじゃないですか!!」
「ほぉぉ〜〜この私に楯突く気??メ・ス・ネ・コの分際していい度胸じゃないの。丁度新しい技を試したいと思ってたのよね。」
にやりとほくそえみながら、指をボキボキならし始めたまどかはまさに一直即発である。外見からは想像できない程圧迫感のあるオーラに恭子は思わずたじろいだ。
雪菜の周りに危ない人間が多いなどと思いつつ、目の前の人物が段々と本気になって行く様子を冷や汗流しながら自らの不運を嘆いていると、不意に雪菜がまどかの袖を引っ張った。
くいくい。。。。ペラッ
○○都総合病院
月曜〜火曜 木曜〜日曜
AM10:00 〜 PM7:00
そして、案内書を持ち出して見せる。どうやら急いだ方が良いと言いたいらしい。現在時刻は5時30分。十分に足りそうではあったが、まどか視点から
雪菜のおねだりする姿はそれはそれはもう天使なんて比ではない程可愛いらしく、拒絶する事なんてできないのだ。
「雪菜。。。。。あんたって子はあぁぁぁぁぁ〜〜〜!!!!もうどうしてそんなに可愛いのーーーーーーー!!!!!!!」
たまらず雪菜を押し倒し、ハートを乱舞させる様子は、先ほどとは全く持って別人である。
北斗まどか 先輩:
@ 頭脳明晰、二年トップ
A 暴力的でちょっとものすごく危ない
B そっちの気あり。
C ライバルの可能性:3%
恭子の人物データファイルが密かに更新された事を知る物はいなかった。
ゥ
「ええ〜〜〜!???面会謝絶ぅぅ〜〜〜!??」
そして、その約二分後。恭子の素っ頓狂な叫び声が病院内に響いた。雪菜が慌てて彼女の口を防ぎ、静かにする様に嗜める。
「そんな。。。先輩、そんなに重症なんて。。。こんな時こそあたしの愛の力の見せ場なのにぃぃぃぃーーー!!こうなったら忍び込んででも。。。」
「一人言はちゃんと聞こえないように言いなさいよ、恥知らずなメスネコね。でも、これで留めも刺せないじゃない。。。ちっ。。。こうなったら食堂に行って。。。」
本当に似たもの同士な二人である。何やら怪しげなオーラーを漂わせ、ブツブツと喋り始めた二人の様子と、これまた面白いまでに素直に心配をしている
雪菜の姿を、暫く面白そうに眺めてから、今まで黙っていた弥は口を開いた。
「僕は嘘だと思うけど?」
「「「??」」」
三人が一斉に振り返り、頭からクエッションマークを飛ばす。
「面会謝絶ってゆーのは何も緊急事態じゃないって事だよ。まぁ、僕の経験からすれば逃げてるだけだな。」
「「なんの経験よ(ですか!!)」」
見事にハモったまどかと恭子に、思わず吹き出してしまう雪菜。やはり似たもの同士である。が、二人の突っ込みはまるっきり無視して、弥は話を続けた。
「考えても見ろって、僕たちの中で、マトモに見舞いに来た奴は何人いる?傍や夜這い、傍や暗殺しようって魂胆だ。こう言う人間ばっかりが見舞いに来たら、普通どーする?」
弥の見事な論理に、三人は見事に押し黙った(と言っても雪菜は最初から黙ってはいるが。)どうやら一応まどかと恭子にも、考えている事の自覚はあるらしい。
尤もすぎる仮説に、雪菜は大きく頷いたのだった。
(そうなのね。じゃあ怪我は大した事ないのかな。。。良かった!)
其処で素直に喜ぶのもどうかと思うが。。。。雪菜にそんな事を突っ込んだ所で無駄である。が、謎は解けたものの、だからと言って押しかける訳にも
行かない(やりかねない人物なら約二人いるが)。やはり此処は取り返しのつかない事にならない内に速く帰った方が良いだろう。面白い事は好きだが、
犯罪事に巻き込まれるのはごめんだと思った弥は、相変わらずブツブツ言い続けるまどかと恭子に対して、呆れつつも口を開いた。
「んじゃ、そーゆー事だから帰るか?まさか本気で押しかけるとか言わねーだろーな?えーっと、ケイコだっけ?」
「恭子です!!」
「うん。それ。夜這いなんて本当にやってみろ。嫌われる事目に見えてんぞ?って言っても今更か。んでもって、まどか、本当に留めなんてさしてみろ。雪菜が泣くぞ〜〜〜?」
「「うっ。。。。。」」
弥の説得術はやはり流石な物であった。見事に押し黙った二人を見て、雪菜はのんきにやっぱり凄いなぁ。。。と関心する。対照的に、まどかと違い、
痛い所ばかりを突く弥の方がタチが悪い。。。と恭子は内心でどついていた。
「んじゃ、行くか。ヘリ待たせてるしな。おいで、雪菜。」
先ほどからのんびりと様子を見ていた雪菜は、突然よばれて、慌ててとたとたと駆け出したが、突然何を思ったのか立ち止まった。そして、
携帯のノートと取り出すと、その上に手早く何か書いて見せた。
『浪江さんに、病院からお薬とって来るように言われてるの。先に帰ってて。』
浪江さんは、実は妊娠8ヶ月である。今日朝、病院に行くと教えた所、帰りに薬を取ってくるように頼まれたのだった。
「三月先輩、そんな事言ってこっそり浅葱先輩に会いに行く気じゃ。。。。」
言いかけて恭子はストップする。何故ならまどかの瞳がキラーンとそれはそれは怪しげに輝いたからだ。弥とあっては、笑顔の背後から冷気が吹き付けている。
無言で『言ったら殺す』と殺気を送りつけてくる二人は怖い。。。怖すぎる。。。ごくりと唾を飲んで、恭子はかろうじて「なんでもありません〜〜〜」とだけ(泣きながらに)告げた。
「そっか?んじゃあ、僕らは先に行くから。。。」
普段なら絶対に待ってると言う筈の弥の台詞に、まどかは少しだけ驚いて目を見開くが、何も口にはしなかった。それは、弥の隠れた考えを見抜いてか否かは
確かではないが、肝心な所では絶対にお互いを妨害しない二人である。そして、弥は じゃぁなっと去り際に、
そっと雪菜の耳元で何を囁いた。
「恋愛に抜け駆けはつき物だぜvまぁーがんばれ。」
(はい??)
意味ありげにウィンクを飛ばして、二人は渋がる恭子をずるずると引き摺って出て行く。残された雪菜は暫く何の事かと色々考えていたのだが、
やがて諦めて薬を取るべく産婦人科へと向かったのだった。。。。。。。
が。。。。
(えーっと。。。。。此処。。。。ってひょっとして先ほどきたかなぁ。。。)
か弱そうに見えて、実は健康体な雪菜は、あまり病院と言う物に言った事がない。幼い頃に無理やり精神科に通わされた事はあったが、
この町に移り住んで以来、実際病院に通った回数は数える程もないのだ。よって当然の如く、だだっ広い院内で、雪菜は迷っていた。一度迷うと、
何処もかしこも全く同じように見えてしまうのが厄介な所である。誰かに聞こうにも、そう簡単には出来ないのが悲しい。。。さて、どうした物か。。。
っと、雪菜が困り果てていると、不意にぐいっと腕を引っ張られた。
「もうっ!!田村さん!!勝手に病室抜け出しちゃ駄目じゃないの!!??」
(えっ!?はい!??)
何が何だか解らないが、視界に入った看護婦は、激しく勘違いをしている様で。たかが、薬を取りに行くだけだというのに、 とことんトラブルに好かれる雪菜であった。
ゥ
「鬱螺先生、今日もご苦労さまです。」
看護婦の感嘆の篭った熱い眼差しに、何時ものように笑顔で一礼をして歩く。それだけで背後からは黄色い声が上がっているのだが、本人は全く気付かないらしい。
一見女性に間違えられそうな程に麗しい容姿を持つこの人物 ”鬱螺 宍道” は、何を隠そう精神科の研修医で、乖吏の兄でもあった。尤も、苗字が違う事からも
解る様に、血が繋がっている訳ではないが、この点はまた後ほどに説明する事にしよう。
その軽やかな笑顔から、一見乖吏と同じ人種に見られがちだが、実際は決してそんな事はない。義弟とは正反対に誠実な人間である事は、病院内の誰もが知っている。(笑)
「あれ?」
不意に目の前からずるずると何かを引き摺りながら歩いてくる看護婦の姿に気がつき、彼は声を掛けた。
「工藤さん、どうしたんですか?」
「あーーー。その声は鬱螺先生ですね、いえ、田村さんがまた病室を抜け出したようなので、連れ戻してきました。」
中年の看護婦はそう告げたが、彼女の”その声は”と言う台詞を宍道は聞き逃さなかった。
少しだけ苦笑してから、丁寧に言い放つ。
「工藤さん、またコンタクト忘れましたね。」
ぎくり!!と看護婦の表情が強張る。
「あーいえ、責めている訳ではないのですが、田村さんなら、先ほど病室におりましたよ。」
「ええ!!??そっそうなのですか!?すっすみません!!あぁっ!!私ってばもう献血の時間!!しっ失礼します!!」
今更ながら、自らの間違いを私的され、これでも一応ベテランである工藤看護婦は大慌てでその場から立ち去った。その背中を見送りながら、
献血なんてして大丈夫なのだろうか。。。などと宍道がのん気に考えていると、不意に白衣をついっと引っ張られる。
「あっ、はい。君も災難だった。。。。。。。」
それにやっと状況を思い出し、笑顔で振り向いた彼はその状態のまま硬直した。
(有難うございました。)
ぺこりと、目の前の少女は深々と頭を下げていた。丁寧に手入れされた黒髪が肩からはらりと零れ落ちる。そして、顔を上げた少女が、
そのままにっこりと浮べた笑顔を見て、宍道は一気に全身の体温が上昇して行くのを感じた。ヴィジュアルにして例えるなら、周りには
キューピットがちらちらと飛んでいる事に違いない。
彼は、それを運命の出会いだと瞬時に確信した。
(あの〜。。。。。)
まじまじと見詰められて、流石に居心地が悪くなったのか、困惑した様に雪菜はちょこんと首をかしげた。
ズキューーーーーーーーーーーーン!!!!
小ライフル並の衝撃が宍道を貫く。可愛い!!!可愛い過ぎる!!!それでも、なんとか怪しまれまいと彼はどことなく
声を上ずらせながらも、なんとか言葉を口にする。
「此処に何か用事かな?」
予想をしていなかった問いに雪菜はしばし困ったような顔をしてから、携帯のノートを取りだして、何かを書き始めた。が、
それが何を意味しているのか、瞬時に理解した宍道は、静かにその手を静止する。
「あぁ、言葉が話せないんだね。多少は手話が解るから、その侭話してくれてかまわないよ。」
流石は精神科に勤めている医者だけはある。彼の取った手振りを観て、雪菜はぱぁっと表情を輝かせた。既に、雪菜の言動は全て可愛く感じてしまう宍道ヴィジョンからは
その行為はまたもや失神する程麗しくて。。。。あぁ。。。可愛い。。。心の中で、目の前の医者が涙を流しながら拳を握り締めている事など、
雪菜は知る由も無い。
(えと、お薬を、取りに来たのですけれど。。。迷ってしまいまして。)
「え!??産婦人科に!!??」
そんなはずはないと思いつつも思わず素っ頓狂な声を上げてしまった宍道に、雪菜は慌ててフルフルと首を振った。
(あっ、私のじゃなくって、あの、知り合いのなのですけれど。。。)
「なっ。。なんだ。そうだよね。ははは。。。うん、じゃあ私が受付まで連れて行ってあげるよ。」
ほっと胸を撫で下ろし、そう提案した宍道に、雪菜はすみませーんっと頭を下げてから、大人しく後に着いていった。
できれば、勤務中の人に迷惑を掛けたくはなかったのだが、このままだと永遠にたどり着けないかもしれないと判断したからである。そして、
毎度の事ながら、素直に目の前の医者に対して感謝の気持ちを抱く雪菜は、彼が内心どうやって名前を聞き出そうかなどともくろんでいる事に
気付く筈もなかった。
「けれど、薬を態々取りに来るなんて。。。ご苦労様だったね。」
受付まで歩く間、沈黙し続けるのも気分が悪いので、さり気無く思い立った話題を振りかける。
(うーん。本当は、お見舞いに来たのですけれど、面会謝絶だったので。。。)
「そうなんだ?なんていう人なの?」
余りにも心配そうな表情を浮べる雪菜に、好奇心が沸いて尋ねてみた。。。のがいけなかったのかもしれない。
返ってきた答えに、宍道はピシリという効果音が聞こえてきそうな勢いで固まった。
(えーっと、浅葱 乖吏 って言う人なんですけれど。。。)
目の前の少女の口から出た名前は、まさしく義弟の物であった。そこまでは解る。が、彼女が、あの乖吏の知り合いだという事が驚きだったのだ。入院当初から
見舞いに来た女性は皆、見事なまでに大人かつ、妖艶な魅力を持っているか、訳のわからないファンクラブとか称する面々で、男性といえば、なにやら
病院に似つかわしない剣呑な雰囲気を纏わせている者ばかり。兄として、適度には乖吏の事を知っていた宍道は、なんとなく予想ついていたのだが、
その鬱陶しさに乖吏は面会謝絶にしろと言ったのだ。ちなみに、元はといえば、かかってきた電話に勝手に居場所を教えたのは宍道であるからして、
騒ぎの責任は彼にもある。
『兄さんは甘すぎるんだよ。たとえどんな聖人に見えても絶対に教えるな!!解ったな!?』
脳裏に、うんざりとした面持ちで言い捨てた乖吏の台詞が蘇る。猫を被っているだけだからとかなんとか言っていたが。。。目の前の少女はどうしても
その様には見えなかった。。。いや、そんな事があるとは信じたくない。
(あっ。。。。あの〜?)
衝撃のあまり、表情を固まらせて立ち尽くす宍道を怪訝に思い、雪菜はそーっと彼を見上げた。
くるりんっと見開かれた瞳に見詰められて、彼は今日既に今日三度目のクリティカルヒットを受ける。
それと同時に、乖吏の忠告は、籠から解き放たれた鳥の如く彼の頭から飛び去ったのだった。
「あぁ。。。乖吏君の友達なんだね。始めまして。彼の義兄の、鬱螺宍道といいます。」
今度は雪菜が驚く番だった。
ゥ
コンコン
不意に病室のドアを叩く音がして、乖吏は怪訝そうに目をやった。別に診察の時間では無い筈。面会謝絶にしてある筈だから、見舞いの可能性もない。
一体誰かと思っていると、扉の向こうから聞きなれた声が響く。
「乖吏君、起きているかい?」
「兄さんか?まさか又脅されて要らない情報を喋ってしまったとか言うなよ?」
自業自得といえばそれまでだが、今までによっぽど酷い目にあったのだろう。げんなりと乖吏が言うと、扉の向こうがなんだか騒がしくなった。
大丈夫だから。。。とか、そんなつもりじゃないから。。。とか宥める様な兄の声が聞こた後、静かにドアが開かれ、押されるようにして入室して
きた人物に、乖吏は目を見開いた。
「。。。。。。。雪菜!?ってぇ!!」
思わず動いてしまった所為で、吊り上げられた足に激痛が走る。その様子に、雪菜がぱたぱたと駆け寄り、心配そうに彼の顔を覗き込んだ。
「あぁ、大丈夫大丈夫。心配するな。」
「そうだよ、乖吏君は自業自得なんだから。」
視線をそらす様にくしゃりと雪菜の頭をなでた乖吏は、珍しく割り込んで来た兄に怪訝そうな眼差しを向けた。別に嫌とかそういう訳ではない。。が。。。。
何となく違和感を感じたのだ。彼の雪菜に対する表情とか、今雪菜の手を引いて立たせている姿とか。。。そして、脅かされた訳はないのに、自分から
態々此処に連れてきた辺りが。。。嫌がおうでも一つの結論に結びつく様で。乖吏の違和感が、悪寒へと変化し始めた時、見事なまでのタイミングで、
閉院を知らせるアナウンスが鳴り響いた。
(あっ。。。。もう、閉院の時間ですね?)
「あーそうだね。送っていくよ。」
(いいえっ!!申し訳ないです。有難うございました。)
手話で会話をする二人の様子を複雑な心境で見守る乖吏。彼女の表情から大体何を言っているのかは想像つくが。。。。慌ててドアの方へと走って行った雪菜は、
思い出した様にノートに何かを書くと、戻ってきて乖吏にそれを見せた。
(早く元気になって。)
乖吏が苦笑しながらもそれを読んだ事を確認すると、今度こそ本当に脱兎の如くその場を去る雪菜。別に閉じ込められる訳はないのだから、
そんなに急ぐ事はないのだが。。。何分病院にはあまり来た事がないため仕方が無いとも言えよう。雪菜がパタリと閉じたドアを名残惜しそうに
見詰める兄に、乖吏は躊躇いながらも尋ねた。
「なんであいつを連れてきた訳?」
「ごめん。。。乖吏君。惚れた弱みだ!!」
「はぁ〜〜!!???」
予想はしていなかった訳ではないが、恥ずかしい台詞をいとも簡単に吐き出した義兄に、乖吏は思わず間の抜けた返事をしてしまう。そして、それに更に追い討ちを掛ける
かのように、宍道は真に真剣な表情でそれを言った。
「頼む!!兄の一生の頼みを聞いてくれ!!!」
彼の嫌な予感は、やはり当ったらしい。
そして、自分の知らない所で動き出した歯車には気付かずに、
その頃の雪菜と言えば。。。。。
(あぅ。。。。もしかして病院に閉じ込められちゃった。。。??)
出口を求めて迷っていた。
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