Chapter13: 『 文化祭(後編) 』


「私、やっぱり反対だわ。」
「今更ンな事いうなって〜、中々似合ってるぜ?まどかも。」
「私は関係ないのよ!!!!!問題は雪菜よ!!!雪菜!!!!」

時は文化祭当日。午後の部を開始する為に、舞台裏では最終的な衣装チェックと台詞合わせが行われていた。っと言っても雪菜の場合、腹話術同然なのだが。 今日に至るまで、殆ど毎日の如く火山を爆発させているまどかに問題と言われて弥は面白そうにまじまじと雪菜を見詰めた。

「可愛いじゃんv」
「可愛い過ぎるから問題なのよーーーーーーー!!!!!今日は変態教頭やら外部からのオッサンやら野獣やらが来るのよ!!??あぁぁぁぁ〜〜〜 可愛い雪菜に何かあったらぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!!」

さっそく妄想モードに突入してしまったまどかは取り合えず放っておくとして、人魚姫役に与えられた衣装はさすがオーダーメイドだけあり、 可也完成された物であった。尾ひれのつやつやとしたラメや、胸飾りなど、派手すぎず、それでいて上品さを漂わせている。

「あぁ〜もう!!あばれるな!!衣装が破れるだろ?」

。。。。。非常に歩き難い点を抜けば。尾ひれを踏みつけて仁王立ちするまどかに弥はやれやれと言った様子で嗜めた。ちなみに、 彼女の計らいにより、まどかの衣装だけは二重構造で作られているのだが。。。。それでも不安は否めない。

「うんうん。雪菜は本当に似合うよな〜v可愛い可愛いv」

不服そうに文句を並べるまどかは無視して、弥は立ち上がることにすら四苦八苦している雪菜の頭をなでなでする。

(でも、やっぱり恥かしいよ。。。。。)
「。。。。。。。。(まずったかもなぁ。。本気で。)」

返事の代わりにぽっ。。。。。。。っと頬を染める雪菜。守ってオーラーMAXである。その(仮にも)女である弥すらふらついてしまう程の 可愛さに今更ながら彼女はまどかに同感したようだ。勿論、後の祭りなのだが。。。





「るんるんるん♪」
「。。。。。」

そして一方、乖吏と仕事を早めに切り上げた宍道は校内の一角を共に(少なくとも傍から見れば)仲睦まじく歩いていた。

(。。。。。なんでそんなに楽しそうなんだよ。)

が、無論、鼻歌なんぞを歌いながら小躍りまで始めそうな目の前の兄の姿に、乖吏は内心げんなりと溜息を吐く。 たかが。。。どう高く評価しても”たかが”高校の文化祭である。何がそんなに楽しいのか。。。いや、この場合、”楽しみ”なのだろうが、 それもやましいとしか言い様がない。そして、彼がイライラする理由は他にもある。

「やだぁ〜!!乖吏ってばまた新しい彼女〜?年上好きよね〜〜〜。」
「しつこい!!コイツは俺の兄貴だ!!」
「一応男ですよ。よろしく。」

通り過ぎる度に同じ事を言われ続け、流石に頭に血が上る。そして間違われた当の本人である宍道はまったく気にした様子もないのだから、 性質が悪い。にっこりと穏やかに否定をされれば、今度は別の意味で女性軍が騒ぎ出す訳で。一陣が過ぎさる頃には、乖吏のストレスは MAXにまで上昇するのだ。

「いや〜。最近の女子高校生の迫力は凄いね〜。。。。おや、どうしたんだい?乖吏君、なんだか顔色悪そうだけど。。。胃薬でも飲む!?」

凄い迫力などと言いつつも、その顔は爽やかその物である宍道を、乖吏は心底殴ってやりたいと思ったのであった。

「浅葱先輩〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」

「げっ!!」
遠くからでもはっきりとスピーカー以上の威力を誇る叫び声に、乖吏は本能的に身を硬くする。一難去ってまた一難という所だ。此処まで来ると 同情すらしてくる。

「あれ?君は確か。。。。三田村さん?だっけ?いや〜変わった格好をしてるね。」
その侭とんずらしようとした乖吏の心情など、まったく知る様子もなく、宍道は駆け寄ってくる恭子の姿をまじまじと見詰めていた。
黒いミニスカートに、丈の短い袖なしブラウス。付属品にウサ耳と尻尾。。。。。。非常にマニアックである。

「いやですよ〜。そんなに見ないで下さい。セクハラですよ!?」
「(汗)」

見せる為に着てる訳ではないのか。。。。。という突っ込みはともかくとして、宍道をさり気無く視線で射殺すと、恭子は打って変わって猫撫で声を出す。 何時もながらにその変化には見とれるばかりだ。

「可愛いですか〜?先輩vうちは喫茶店なんで、そのコスチュームなんです〜v」
「見たらセクハラじゃなかったのか?」
「やだもうv先輩ったらvもー先輩ならお好きなだけ見せちゃいますよv」

結構だ。っと間一髪いれずに乖吏が思った事は言うまでもない。だが、その台詞は、口から出る前に背後の人物によって遮られた。

「あの、すみません。荷物運ぶの手伝っていただけますかしら?」

180度変わってはいるが。。。。その声の持ち主は間違いなく弥のものである。あまりにも恐ろしい変化に、乖吏はぞぞぞぞ。。。っと背筋が 凍り付いていくのが解った。ちなみに、現在、校内では大勢の生徒が行き来している。弥が普段の言葉使いに戻るのも当然なのだが。。。。怖い。。。。 笑顔が異常に怖い。。。。

「「。。。。。。」」

無言で凍りつく乖吏と宍道に、有無を言わさず背後の女性徒たちが持っていた道具やら何やら押し付け、またキラースマイル一つ。

「それでは、着いてきて下さいまし。」

そして、去り際に耳元で、一言。

(うるせーウサギ娘から解放してやるんだ。大人しくついて来いって。どーせ雪菜を見にきたんだろ?少なくともそっちの医者さんは。)

何度も思うが。。。。侮れない。当然、断る事もできなく、大人しく言うがままにされる二人の後ろでは、恭子が不機嫌そうに、

「浅葱先輩ーーーーーー!!!!!後でぜったいきてくださいねーーーー!!!」

っと叫んでいた。





(あっ、おかえり〜弥ちゃっ。。。。。きゃっ!!!!(////))
戻ってきた弥の背後にいる人物を発見し、雪菜は思わずカーテンを引くと、その背後に身を隠した。 これから舞台に立つのだから、今更恥かしがっても仕方がないのだが。解ってはいても、カーテンの裏側で雪菜は既に 茹でたこ状態に陥っていた。

(絶対来ないって思ってたのに〜〜〜〜)

だから衣装を押し付けられた時、渋々承諾したのだ。ちなみに、その心配の理由は幼児体系だと思われたくないからだと言う実に恋する少女らしい可愛らしい(?)物である。

「はいはい、ご苦労さん。」
「ちょっと!!!何舞台裏に関係者でもないの連れてきてるのよ!!しかもよりにもよって変態兄弟なんて!!!」

(待てコラ)

今更驚く事でもないが、相変わらず二の句も継げない程失礼な女だと思いつつも、余計な突っ込みは更なる被害を呼ぶ事になりかねないので、取り合えず黙っておく。 それよりも、偉い動揺っぷりを見せた雪菜が気に掛かった。こんな事で舞台は大丈夫なのだろうか。

「いやー、北斗さんも随分と大胆な格好だね。」

一応役柄上人魚姫な為、まどかも人魚姫コスチュームを着用している。雪菜よりは幾分出る所は出ているため、見ようによっては似合うかもしれない。

(本性とのギャップが恐ろしいな。)

ご尤もで。(爆)

「お〜い。雪菜、何時まで隠れてるんだ?」

カーテンの後ろに隠れたきり、出てこようとしない雪菜に、弥が何時もの 笑を浮べながら声を掛ける。この辺りが確信犯なのだが。。。。

(ひ〜〜ん。。。。。許して〜〜〜。。。。。)

それに気付かない雪菜といえば、もはや暗幕の裏で泣きそうになっていた。これでは先が思いやられる。。。。。が、無視するのは流石に失礼だし、そんな 事できない。

(うぅ。。。。。どうせ殺されるんなら早い方が良いって言うものね。)

。。。。。。。言わないと思うが、そんな検討違いな事を思いつつ、雪菜は恐る恐るカーテンを引いた。

「「。。。。。。。。。。。」」

沈黙。凝視。
そんな男性二名の反応に、耐えられる筈もなく、露出した肩まで一気に紅くなる雪菜。 そして、淡く光を反射する尾ひれに加えて、水滴を意識してか、全身に少しだけ散りばめられているラメと、意図的に濡らした髪が露出した肩や 胸元へと艶かしく絡まっている。胸飾りは、まどかのと比べれば、露出度は若干少ないが、それがまた返って凶悪的にそそるじれったい。

(何考えてんだコイツら。)

ふつふつと怒りを覚えながら、乖吏は横で既に目が点となっている宍道に目をやる。
なんだか嫌な予感がする。
っと言うより凄く嫌な予感がする。

ぶっしゅーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!( ̄@@ ̄@)

そして、その直後にまるでアニメの一こまでも見ているかのような見事な鼻血即倒を披露した宍道に、乖吏は深々と溜息を吐いたのだった。

(あぁっ!!!だっだだだだ大丈夫ですか!!???宍道さん!!!)
「大丈夫だから、お前は寄るな。」

やはりこうなったかと思いつつ、呆れるまどか、弥とは対照的に本気で心配して駆け寄ろうとする雪菜をすかさず静止してできるだけやんわりと言い放つ。

「お前、此処まで鈍いと、素直を通り越してバカの領域に突入するぞ。」
(ほぇ?)

小さくどついてやると、明らかにどういう意味?っと問いたげな瞳を向けられて、乖吏はまたもや溜息を吐くしかないのだった。





「くくく。。。。いやー、良いモノ見せてもらったよな。雪菜も終に男を悩殺するまでに成長したか。僕は嬉しいよ。」
「なぁーにが嬉しいのよ!!この変態!!おかげで余計な手間かけさせて!!」

とりあえず一時的なショックから立ち直ったらしい宍道を、さっさと舞台裏から追い出してから、爆笑に陥った弥を、まどかは 苛立だしげに叱咤していた。当の雪菜と言えば、悩殺と言う単語だけで真赤になって俯いている。

「あの〜、結城様、そろそろ開演の時間ですが。」
「あら、失礼。そうですわね。では、参りましょうか皆さん。」

そして、おそるおそる話し掛けてきた女性徒に、平然と何事もなかったかの如く態度を変えた弥に、まどかがぽそり、「化け物」と 毒づいた事は言うまでもない。何はともあれ、舞台は開始されたようだ。

(ひぃっ。。。。。。なんでこんなに人がいるのよ〜〜〜〜〜!!!)

午前の部は、不安を他所に、人魚姫などと言うオーソドックス且つ子供っぽい劇の所為かあまり人が訪れずに、ほっとしたと言うのに。。。今 舞台の幕裏から覗いて見れば、既に立ち見も入らない程満員になっているではないか。しかも。。。。なんて言うか。。。すっごく期待されている 気がする。得体の知れない恐怖に雪菜は一気に青ざめた。

(どっどうしよう〜。。。。気持ち悪くなってきちゃった。。。。)

だけど、今更下ろさせてくれなどと言える筈もない。雪菜にはほとほとに甘いまどかは、許してくれるかもしれないが、 全体に迷惑が掛かる事は間違いないのだ。でも、今幕が開いたら、本当に失神しかねないと思う程に、雪菜は緊張しきっていた。

(ま。。。。まどかちゃん。。。。)

出番の都合により、隣で待機しているまどかの腕をそっと掴む。

「ん?どしたの?雪菜。。。。ってちょっと!!真っ青じゃないのよ!!!」

心配して錯乱するまどかに、なんでもないと首を振ってから外を指差す。

「外に行きたいの?大丈夫?あと5分しかないけど。。。ついて行こうか?」

その申し出にもフルフルと首を振ると、直に戻るから。。。と意思表示をして雪菜はそろそろとステージの階段を下りた。

(すぅ。。。。。吸って〜吐いて〜。。。。)
「んな目立った格好で外出るなよ。」

校舎裏のモミの木に手を吐いて、何とか気を落ち着かせようと深呼吸をする雪菜。それでも体育館のざわめきを聞くたびに緊張は募る一方で。 そんな中、不意に声を掛けられて、雪菜はぎくりと振り返った。そして、其処に立つ人物が乖吏だった事に、一瞬驚きを見せたが直に自分の格好を思い出すとぽぽぽっと頬を 染めて俯いてしまう。

。。。。。可愛い。。。。

っておい、何考えてるんだ俺は。
馬鹿な兄のノリが一瞬でも移ってしまった事に、心底嫌悪感を感じる乖吏だったが、やはり、この格好は人を呼ぶのも理解できる気がする。 性質上、美人は見飽きている為、乖吏は雪菜の外見に対して宍道の様な感動は全く持って感じられない。普段彼女の言動を、時たま可愛いと思う事が 無い訳ではないが、基本的に彼は友人が言ったように可愛い系よりも美人を選ぶ方なのだ。よって、当然恭子のようなマニアックな格好をされても 男のロマンとかなんとか思う事はできないのである。尤も、基本的基準は、既に相手がいる女性に限られるのだが。

「で?お前はなんでこんな所にいるんだ?もう直開演だろ?」

思考を切り替えてそう尋ねてみると、雪菜は困ったようにおろおろした。どうやら書く物を持ってないらしい。

(兄さんだったら問題なかったんだろーな、この場合。)

不意に脳裏を掠めた考えに、酷く苛立った。これではまるで、兄を羨んでいるみたいではないか。。。そんな事はどうでも良い筈だ。
暫く考えていた雪菜は、少しだけ躊躇ってから、モミの小枝を一本だけ折ると、地面にかりかりと何かを書いた。

緊張しちゃって。
「ぷっ。。。。。似合わねー事するから。」

書き終えた途端に、また思い出したのか、不安げな表情になった雪菜に、思わず笑いが零れて毒づく。。。。が、どうやら 雪菜に冗談が通じる程の余裕はないらしいく、『似合わない』と言う一言をどう取ったのか、一気に彼女の涙腺が緩んだ。これには 流石に乖吏も焦る。日ごろから雪菜の涙にはほとほと弱い彼だった。

「悪い。。。。似合わねーってそういう意味じゃねーって、あんまり人慣れしてねーだろ?お前は。」
慣れてないから緊張するの。

取りあえず弁解は聞き入れてもらえたらしく、ほっと胸を撫で下ろす乖吏だが、雪菜としては、問題はちっとも解決されてはいない。

皆、とっても期待してるみたいで。。。私、失敗したらどうしよって。
「あぁ。。。。。。。。」
期待。。。。ねぇ。。。。。

曖昧に返事してから、乖吏はどう返答してよいものやら内心困り果てていた。期待している事にはしているんだろうが、それは多分。。。というより 絶対彼女が思っているような期待ではないと思う。そして、個人的にはあまり期待して欲しくないのだが。

「そう緊張しなくっても大丈夫だと思うぜ?」

取りあえずそう答えてやると、やはり雪菜は訝しげな視線を向けてきて。鈍い。。。。大体このコスチュームにもっと疑惑はもてないのか。

「失敗しても大丈夫だって事だよ。」

ますますきょとん?っと首を傾げる雪菜だが、取りあえず時間もない為、乖吏の台詞を信じるしかない。解ったというようにこくりと頷くと、 雪菜は身を翻して戻ろうとしたが、直に思い立ったように止まると、ぱたぱたと戻ってきた。

乖吏も、見に来るの?
「あぁ。」

その返事に雪菜はぽっと頬を染めて、少し恥かしげに頷くと、今度こそ本当に戻って行く。その姿を見ながら、この場に宍道がいれば、また鼻血即倒だったに違いないなと 乖吏は安堵とも諦めとも吐かない溜息を吐いた。最近めっきり苦労性になってきているかもしれない。





戻って来た頃には、既に開演時間を閑寂過ぎていて、雪菜は実行委員長に申し訳ない気持ちで一杯だった。 でも、今ならきっと大丈夫。なんとなくだけど、乖吏の言う事は、いつも不思議な説得力を持っているから。ステージの幕が上がった時の反応は、 それはそれは予想を遥かに越える程の物で、一瞬躰を強張らせてしまったが、それでも雪菜はできるだけ意識しないようにと演技に集中する事にしたのだ。 元々、そんなに長い話でもない為、舞台はほんの30分もすれば終る。

(そういえば、このお話ってハッピーエンディングじゃないんだよね。人魚姫にとっては。)

基本的に演技派ではないので、今まで特別役柄に感情的になった事はないが、改めて考えるとそうだった。

(同じ。。。。なのかなぁ。。。。)

離せない故に思いと伝えられない人魚姫と自分は少し似ているかも。。。。でも、自分の場合は、話せないから 伝えられない訳ではないと知っている。それは、只の言い訳だ。
ほろり。。。。と何時の間にやら涙が零れ落ちる。

「すっ凄いわ!!!三月さん!!!!!」

クライマックスの、人魚姫が泡になる一大シーンでの雪菜の涙に、舞台裏では実行委員長がガッツポーズを取っていた。これで 今年は絶対一位にちがいない。が、彼女だけでなく、当然場内からの反応も凄まじかった。元々、悪く言えば下心のみでやってきた 観客も、雪菜の(偶然の)名演技に一瞬息を呑んだ。そして、指示通りに、雪菜は設置されていた仕掛けの中に飛び込んで、幕が下ろされる。 その直後、場内は拍手で沸き返ったのだった。





「うぅ。。。。だぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!(T□T)」
「。。。。。。。。(−−;)」

隣にて、ハンカチをぐっしょりと湿らせて、感動の涙にむせ返る宍道に、乖離はげんなりと項垂れた。既に突っ込みを入れる気力もないらしい。 っと言うより、始まりから異様な興奮振りをみせていたこの兄には、何を言っても無駄な様に思われた。

(けど、まっ、緊張は取れたみたいだな。)

なんとなくこの反響振りは、後々嫌な予感がするが。。。。。と、乖吏がそんな事を思った矢先、宍道の携帯が忙しく鳴り出した。 が、当の本人は今だ号泣中にてまったく気付く様子がない。

「兄さん、携帯鳴ってるぜ?」
「え?あぁ。本当だ。。。。。もしもし?」

それにやっと気付いたかのように、涙声で受話器を耳に当てた宍道だが、次の瞬間、表情が一転して強張った。

「乖吏君。。。。。。」

暫くの沈黙の後、受話器を力なく下ろした宍道に名前を呼ばれ、乖吏は本能的に悪寒を感じる。
周囲のざわめきが、刹那にして遠くなった気がした。

「父さんが。。。。亡くなった。」


このかなりお決まりなこのエピソードは雪菜ちゃんに萌えコスチュームを着せる為だけに存在してます。(爆死)

楽園にエントリーしております。この小説を読んでまぁ、許せる出来だわvと思った方は投票してやってください。人魚の歌で検索をすれば出て来る。。と思います。(爆)

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